Alyson Williams / It's About Time(2004)

投稿者 funkay : 06/03/21

89年、当時全盛のクワイエット・ストームを直球ド真ん中で射抜いた傑作「RAW」は不朽のSLOW JAM盤。今流行のメインストリームに傾倒するリスナーにはお薦め出来ない事を予め了承して頂き本作「IT’S ABOUT TIME」の更なる素晴らしさを紹介させていただきましょう。

まず「貫禄」「余裕」のその歌声は冒頭(1)の超レイドバック・ミディアムで再生・復活の狼煙をあげる。いや~、これですよ!私の「R&B殿堂入り条件」の一つである「深夜曲」。しかもここまでアーリー90’sな雰囲気を醸し出したサウンド・プロダクション!
本作の国内盤発売に精力を捧げた松尾潔氏に感謝です。続く(2)のTONY TERRYとの「大人の絡み」も完璧なら、静寂のイントロから一気にゴスペル臭たっぷりの絶頂へと導く(3)、アコースティックなスキルさえも堂々と見せつける(4)までを聴き終えるにつけ、やはりR&Bとはかくあるべき、と言う最終結論が早くも導き出されるのである。
ANGIE STONEあたりがやりそうな(5)なんかもまるで風格が違う。ANGIEも素晴らしいが「声」の本質、佇まいの本性そのものが、永きに渡りシーンに君臨する女帝ALYSONには及ばない!
(6)以降、今様のオーガニックなミディアムを織り交ぜながらも、やはりSLOWにおけるその「漆黒」の輝きは最高級。近年ALICIA KEYSなんかも相当の技量を併せ持つが、R&B特有の黒さを求めるならALYSON WILLIAMSこの人か、ANITA BAKER、MELLISA MORGANなんかを聴くべきしょう。 (2005.2.14)



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